娘のだっこ卒業を促したきっかけの話

娘のだっこ卒業について、忘れないうちに。

こういうのは人それぞれですよね。

小さい子はどうしたって性別差はある(少なくとも傾向はある)と思っています。

そういえばこんなことあったなーということで。

 

でかい荷物だぜまるで

あれは娘が2歳くらいのとき。

外に出かけたりするとすぐに抱っこを要求し、なかなか歩きませんでした。

活発な子どもだと、どこにでも走って行っちゃって追いかけるのが大変!

というのはよく聞きます。

しかし、いつまでもだっこしないといけないのも、それはそれは大変でした。

なにせ重い!

当時で10kg前後あったわけで、それだけで手がふさがる荷物だったんだわい。

買い物のときはもちろん、公園も入り口までだっこ。貴族です。

 

まあこれは親が悪くて、だっこしすぎたのでした。

歩き始めのころって、歩くのが遅いので、ついつい担いですたすた歩きたくなる。

で、それを繰り返すとそれが当たり前になるんですわ。

そりゃそうだ。いきなり歩けと言われても本人からすれば困るわけで。

親の都合ながら、こまったこまった。

 

獅子は千尋の谷にわが子を落とすのだ

ある夏休み。

まだ第二子がいない、3人家族だったころ。

第二子が産まれるとバタバタして自分の時間がなくなるということで、父と娘の二人で私の実家に帰省したことがありましたとさ。

4日くらい?たぶん。

じじばば父娘の4人で公園など行くわけさ。

そうすると始終だっこなわけ。

まあそうするとばあさんが小言を言うわけさ。

「泣いたらだっこしてもらえるんだからそりゃあ泣く」と。

んなこたあわかっとるわい!!

嫁がいないときに干渉する作戦です。

昔から教えられるのが嫌いな私。がんこちゃんです。

その場では「へいへいへーい」と受け流しますが、「修行」を決意するのでした。

 

同じ日の夕方、「ちょっと散歩」なんて言ってそっと公園へ行く父と子。

まあ何もしらない娘は乗り気です。お、遊びにいくのかい という調子で。

 

ついたのは広い公園。

まあここまでは普通です。

いつものように遊びます。ウヒョー

 

さあそろそろ帰る時間。

「帰るかー」と言うと、お決まりの、両手を差し出しておねだりポージング。

「帰るんでしょ?じゃあ頼む。」てなもんです。

 

父としてはここからが本番です。

ここで突き放します。「歩いてくれい」と。

娘としてはいつもだっこされてたわけで、急に冷たくされたのでギャン泣きです。

それはそれは大声で泣きます。

しかしここでだっこしては、次もこのくらいの大声で泣くわけ。

ギャン泣きしたら最後、なにかしら達成するまで絶対だっこしちゃだめです。

 

突っ伏して泣こうが、地面をのた打ち回ろうが、顔に砂がつこうが、近所迷惑だろうが、何時間かかろうが(このときは小一時間泣きっぱなしでした)、ここはダンコたる決意が必要です。

最終的に、3mくらい離れて、「ここまで来れたら一緒に帰ろう」と譲歩しました。

それでも1hr弱。ちょっと歩いて泣き崩れて・・・を繰り返す娘。

ようやく父のもとにたどり着いた娘は、鼻水、涙、よだれ、砂、草、etc.だらけ。

ここでかわいそうと思ってはいけません。ほめましょう。

ムツゴロウのようにほめまくりました。よーしよしよし!

 

ああがんばったねえ

ここで試合終了。

がんばったご褒美に、だっこして帰ります。

約束を違えてはいけません。

譲歩したらそのとおりにしましょう。ここまできたらもっともっとなんて欲が出ますが、だめです。

やったねえ、すごかったねえ、おとなだねえ と、だっこして歩きながらぽつりぽつりと話していると、鼻水べたべたの顔でニコニコしてましたね。

書いてて思い出して泣きそうになるわい。

帰ってじいさんばあさんにも褒め称えてもらい、父はお祝いに大酒を喰らい、その日はふとんに入った瞬間に親子ともに寝ました。

そうして後腐れなく、だっこ卒業の第一歩は成功したのでした。

 

それからというもの、よほど疲れたとき以外ではだっこを要求しなくなったのでした。

この件があった後、すぐに変わりました。

ほんと、やってよかったと思います。

突き放していじめたいわけじゃないんだよ・・・つらいよこっちも。

 

 

ちなみにだっこを要求する際には「だっこお願いしまーす」と言うように教えました。

親が気分良い方が、子どものためです!

「お願いしまーす」は調子良く言わせて、重くならないようにするのが良いです。

小さいのに「ダッコオネシャース!」みたいに言うので、よく人に笑われましたね。