アニメ「Re:CREATORS」 主人公不在の、主人公たちの話

2023年9月24日

アニメ「Re:CREATORS」を観ました。

これは……ちょっと嫌い!

内容

現実世界に、アニメ・小説などの人が造った作品からキャラクタがたくさん飛び出し、キャラ同士がバシバシ戦う話。

系統の異なるキャラがたくさん出てくる。SFっぽいもの、巨大ロボ、美少女系、プリキュア系、シリアス系、等々。脇役キャラもいるが、ほとんどは主人公クラス。

出てきたキャラを「被造物」、出てくる現象を「現界」と呼ぶ。 被造物は作中通りの能力を有しており、現界後もその能力を発揮。 魔法やらスタンドやら巨大ロボやらを使って大騒ぎする。

全22話。

感想

最終的には面白くなくはないけど、あんまり好きにはなれなかった!

主人公なのにみんなショボい

まず、巨大ロボだろうが馬に乗った騎士だろうが、強さがあんまり変わらない。どの被造物も強さがだいたい一緒。巨大ロボが一番強いってのもそれはそれで面白くないかもですが、ロボと生身の人間がバシバシやりあうので違和感が……。これはこの作品の構成上しょうがないんですけど 、なんか残念な感じになっています。

まあ最終的に自分たちで言っちゃうんですけど、本来であればそれぞれの作中で主人公クラスのはずのキャラクタたちが全部脇役です。うーんなにか他にもっと策はなかったのか。ちょっとあんまりだと思います。

ヒロインも脇役

そしてヒロインかと思ってたキャラも脇役。もう、そもそも主役とはなんだっけと思わせるほど。

むしろ敵が主人公

敵が主人公のようなもの。主人公なので強くて、最後まで敵に勝てず、いろいろあって敵がいなくなってくれたので、あーよかったーと言う感じです。終わり方が許せん。いまいちスッキリとしない。ビシッと終わらせてよ!

最後のオチもなんか「それでいいんだっけ?」となる。「まさかこんなオチはいやだなあ」と観ながら考えていたオチが現界してしまうという、まさかのオチ。うそつきキャラのマガネチャンはどっか行っちゃって最後出てこないし、いろいろ説明しきってない感があります。かと言って2期があるような話でもないし。

主人公?がショボい

もはや主人公なのかどうかも分かりませんが、主人公?の男の子が碇シンジ系でモニョモニョ。そのキャラが精神的に弱すぎて、すっきりしません。ダメダメすぎて観てるのがつらいです。

最後は一応、役に立ったみたいですが、がんばる描写が特にないので「きみはいったい何をやってるんだい……?」という感想です。この主人公?を好きになれるかは、完全に好みの問題ですが……きらい!

良いところもちょっとある

アニメとか小説とか、ものづくりをしている人が一生懸命働いてる姿は良かった(作中に出てくる人ね)。きっと製作陣は自らの姿を投影したのではないでしょうかね。

絵柄もきれいだしロボのデザインもかっこいい。いろんな作品から現界する設定だけど、作風がバラバラというチャンポン感は良かったです。なのにどうして……

あと真面目な話、効果音は良かった。最近「ズパーーン」みたいな効果音が流行ってる?ベルセルクでガッツが敵を切ったときの音が使われてるような気がした。そう、効果音が一番良かった!

まとめ

せっかくなのにすみませんが、もう一回は絶対観ない!絵がきれいでも、だめなものはだめ!


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