Synology DS218 syslogサーバを立てる
今回は、Synology DS218でsyslogサーバを立てる方法についてです。
ベースの知識
まずはベースとなる知識について。
syslog
system logging protocolの略っぽい。
ログをネットワーク上でやり取りするにあたって標準的な規格になってるプロトコル。Unix系OSで使われてるようだが、Wi-Fiルータとかでも使用されている。
今回のサーバ設定も、Wi-Fiルータのログ収集をちょっとやってみるかと思い立ったため。
syslogサーバ
syslogはクライアント・サーバでやり取りする。クライアント側で作成したsyslogをサーバに送り、サーバ側で集中管理できる。
家庭用であれば数台のクライアントで済みそうなので大したメリットは無さそうだが、これが100台のルーターとかを扱うとなると便利そうな印象。(できれば家庭用でもメリットを見出したい)
手順
今回はSynology DS218にてsyslogサーバを運用したいので、DS218上にsyslogサーバを立てるための手順を説明する。
ログセンターをインストール
まずはDS218に「ログセンター」をインストール。パッケージセンターにある。

ログの保管場所を設定
ログセンターがインストールできたら起動。
タブ「アーカイブ設定」の「アーカイブの保管場所」にて、ログを補完する適当な場所を設定する。

あと、ログがどのくらい溜まったらアーカイブするかとか、デバイス(クライアント)毎にアーカイブするとか設定できるのでお好みで設定する。
ログの受信設定
タブ「受信中のログ」の作成ボタンを押し、新しくルールを作成する。

とりあえずデフォルトのまま適当に名前をつけてOKしとく。
クライアント側の設定
クライアント側にはDS218にログを転送するように設定する。
例として、Buffalo WXR-6000AX12Sはこんな感じだった。

これで設定は完了
手順としてはこれで完了。
保管されたログは、ログセンターのタブ「ログ」から確認できる。
まとめ
Synology DS218でsyslogサーバを立てる方法について書きました。
Wi-Fiルータが残すログがどれだけのもんかという話はありますが、残しておくと何か役に立つ日がくるのでは……という不用品を捨てられない人の考えです。