家事分担が属人化を生む 家事は分担するな!
今回は、家庭での家事分担について書きます。
どのように分担するかということじゃなく、分担しないほうがいいんじゃない?ということです。
実例
まずは実例として、我が家の現状を紹介します。
夫の作業
私がやっている主な家事です。
- 洗濯 洗濯機まわしてから干すまで。取り込むのは妻。
- 掃除 週末だけ。(平日は妻もやらない)
- 片付け 帰ってきて散らかってたら片付ける。
- 風呂掃除 朝やる。たまに忘れる。
- 朝ごはん つくったりつくってもらったり。私の弁当ふくむ。
- 昼晩ごはん 週末だけ。全体的になんか茶色っぽいおかず。
- ゴミ捨て ゴミまとめるところから捨てるまで。
- おでかけ 週末は娘とおでかけ。0歳息子はまだ留守番。
- 妻おでかけ 二児と留守番。
妻がやる作業も中にはありますし、幼稚園の送り迎えとかは仕事の時間の関係上、私はほとんどできません。
もちろん体調不良の時や用事がある時などは多少の変動がありますが、基本的にはこんな感じです。
家事分担が属人化を生む
先述の通り、基本的にはワンオペできるだけの習慣・スキルがあります。朝起きてから夜寝るまで妻がいなくても大きな問題はありません。
作業分担は責任も分担する
うちでは、家事を分担してません。というか担当をどちらかに決めていません。分担しなくても問題がなかったので、今までしたことがありません。
逆に、分担してしまうと良くないこともあるように思います。「相手が担当であれば自分はやらなくてもいいや」ってなるよね?そのほうがよっぽど問題かなと思います。
作業の分担は責任も分けてしまうので、担当外の作業に対する責任感が薄れてしまうのが問題かと思っています。なのでうちでは分担していません。
相手がやらなすぎなら分担すべき
もし相手がよっぽど家事をしないのであれば、分担したほうが良いかもしれません。責任感がない、自分のやるべきことではないという理由で家事をしないのであれば、分担して責任を負ってもらわねばならない場合もあるでしょう。
よっぽど酷い場合なら無理せず分担するべきです。
仕事も家事も同じこと
昨今では仕事をする上でも属人化を避けるのが流行っています。誰かがいないと回らないような仕事・仕組みは避けるべき、ということですね。「自分にしかできない仕事を作ってドヤる」という時代ではないです。
家庭でも同様に、夫婦どちらかにしかできないことはない方がいいです。どちらかが常にいなければ家庭が成り立たないようだと困ります。休めないから!
大事なのは、相手が朝起きてから夜寝るまでずっといなくても問題ないようにできるかということ。作業を先送りにするのでは意味がないので、ある程度がんばれば一通りはこなせるというのが大事です。
家事の非属人化に向けて
各家庭で諸事情がありますので非属人化もなかなか難しいところかと思いますが、まずは心構えかなと思います。
相手に頼らない
まずは家事への取り組み方として、全部自分でやると思った方がよいです。もし相手がやってくれたらラッキー。そのくらいに捉えていた方がよい。
「家事を手伝う」とか言ってたらダメです。仕事でも一緒で、当事者意識を持つという基本的なところから見直す必要があるでしょう。家事を横取りするくらいの気概が必要です。
一人暮らしの経験がある人は多いと思いますが、それを忘れちゃいけません。そういう意味だと、家事をしたくないから結婚ってのは論外(同意が取れていればまだしも)です。
ルーチン化する
これも仕事と同じく、面倒な作業はルーチン化してしまうのが良いと思います。「あれがこうなったらあれをして……」といちいち考えるほうが面倒なので、毎日同じことを繰り返す方が楽だし効率が良いです。
特に朝は「xx時にyyする」を決めてしまうのがおすすめです。
- 4:30 洗濯機まわす
- 5:30 洗濯物ほす
どうということはない簡単なことですが、決めてしまえば気持ちも楽です。個人差があるかもしれませんが、毎日違うことをすると疲れるのでルーチン化をおすすめします。
ひとりの時間がほしいものだ
うちの夫婦はどちらも、ひとりの時間が大事なタイプです。子どもが寝た後は「解散」の掛け声とともにそれぞれひとりで思い思いのことをして過ごすことが多いです。
子どもがある程度大きくなってくると、ひとりの時間はなくなります。一人遊びができるというのは相当高度な知能が必要です。ずーっと放っておけるというのはかなり難易度が高いでしょう。なので、子どもが起きている間はひとりの時間はほとんどありません。早起き・夜更かしが勝負です。ねむい。
週末に子どもを外に連れだしてくれるのはかなり嬉しいですし、相手も喜びます。出かけている間に家事をしてくれていると期待するのは酷です。そこは思いやりが必要で、自由時間をプレゼントするってことで割り切りましょう。
ひとりぼっちで過ごす週末、プライスレス……