Gliston フロントガラスリペアキットで飛び石の傷を修理してみた
今回は、フロントガラスのリペアキットについて書きます。
車のフロントガラスに傷がある方は参考にどうぞ。
結論としては「傷が目立たなくなる、ような気もする」という感じです。
フロントガラスの傷
まず今回の話のネタは、フロントガラスの傷です。
フロントガラスは傷がつくものである
車で高速道路など走行中に、他の車が跳ね上げた小石が当たることがあります。100km/h前後で走行中なので、小石でも相当な威力があり、フロントガラスに傷が付きます。酷いときにはヒビが入ったり、最悪はフロントガラスが割れたり……。なかなか侮れません。
頻繁にあることではないんですが、それでも数年に1度はある気がします。車の正面にあるものなので、フロントガラスは傷が付きやすい。もちろんバンパーもボンネットも同じですが。
傷はできるだけ直したい
見栄えだけの問題であれば放っておけばいいという主義なんですが、小さな傷から亀裂が入ることもあるみたい。寒い地方だと、傷に入った水が凍って膨張して亀裂になったりするみたいです。恐ろしい……。
フロントガラスの全交換は10万円とかするので、相当手痛い出費です。ちょっとでも予防になるのであれば、傷はできるだけ直しておきたい。
Gliston フロントガラスリペアキット
フロントガラスリペアキットというのは、ガラスの傷や亀裂にUV硬化する樹脂を流し込んで固めて修理するものです。各社でいろいろありますが、基本的には同じようなもんだと思います。どんなもんかと思って、Glistonのキットを試してみました。
詳細は割愛……。説明書をよく読んでやりましょう。読めばできるレベルなんですが、けっこう面倒です。やってるときの様子だけお伝えします。
リペアキットをセット
これは、リペアキットを傷の箇所にセットした様子。セット前にリペア液を塗りたくったりネジを締めたり緩めたりなんだりと、いろいろと手間があります。

この形、どこかで見たような気がしませんか?

バクテリオファージを電子顕微鏡でみた写真とそっくり!細菌に感染するウイルスだそうです。
太陽光に当てて硬化させる
リペア液はUVによって硬化しますので、太陽光に当てます。晴れじゃなくてもUVは降ってきてますのでくもりでも硬化するとは思いますが、晴れの日の方が早いです。

晴れていれば10分くらいで硬化します。
不要な部分を削る
硬化後は不要な部分を削ります。親切に剃刀が付いてきますので、それで平らになるように余分な部分を削り取ります。
あんまり削り過ぎると全部削れてしまうので、ほどほどが良いかと。

施工後
気になる施工後の様子ですが、どうでしょう。

写真だと、目立たないような気がしますね。でも実際に見ると、まぁ傷があるのは分かるという感じです。
完全に分からなくなるという期待はしないほうがよさそう。やらないよりはやった方がいいかな?と思っていた方がいいでしょう。
所感
やってみた感想としては、バクテリオファージのような器具の有効性がよく分かりませんでした。あんなもんなくても、リペア液をぶっかけてフィルムを貼って削るほうが簡単な気がします。もしかするとリペア液を奥底まで押し込む役割があるかもしれませんので、もっとすごい傷だと効果があるのかも?
他のメーカーが出してるやつは違うのかな?もう一回買うかと言われると、傷によってはちょっと悩むという感じです。
まずは値段を見て、「高い!」と思ったらやめとくのがよいと思います。当たり前か。