アニメ「八男って、それはないでしょう!」 ちょっと変わったなろう系
アニメ「八男って、それはないでしょう!」を観ました。
普通(?)のなろう系とは違った雰囲気で、まあ良かったです。
内容
異世界転生した主人公が、貴族としてしがらみにまみれながら出世していく話。
サラリーマン「一宮信吾」は、疲れて帰ってきて晩御飯を食べようとしてウトウトしてしまい、気付くと異世界に転生していた。転生後は記憶そのままに「ヴェンデリン (愛称ヴェル)」という5歳男子となり、貧乏貴族の八男としての人生を歩むことになる。
ある日ヴェンデリンは、自分に魔法の才能があることに気付く。また、この世界では魔法の才能がかなり重要視されていることを知る。貧乏貴族かつ八男ということで将来を楽観視できないことに悩んでいたヴェンデリンは、この魔法の力を頼りに何とか食っていくことを決める。
ヴェンデリンが持つ魔法の才能がずば抜けていることが徐々に明らかとなり、その力で様々な功績を挙げることになる。そして目立っていくにつれ、彼を利用しようとする者、すり寄ってくる者、好意を寄せる者、疎ましく思う者などいろいろ出てきて、貴族社会のしがらみに振り回されていく。
全12話。
感想
ただ魔法がすごい人、っていう感じじゃないところが良かったです。
貴族のしがらみ
魔法のパワーで何でも解決、というゴリ押しではなくて、活躍するたびにいろいろと面倒なことが多々あるっていうのが、他のなろう系とはちょっと違って良かったです。
貴族っていうのも男爵とか侯爵とかなんだかんだと階級があって、出世していくものなんだなー。政治も会社も、階層構造があるところにはしがらみがあるもので、そういうのが大変だなーと単純に思いました。
魔法はあっても王様の命令は絶対ってのが、なんともサラリーマンっぽい……トホホ。
戦闘シーンはイマイチ
ドタバタとバトルするのがメインじゃないので、戦闘シーンはイマイチです。剣や槍はもちろん、魔法も迫力に欠けるところがある。
なんだかんだバトルして功績を挙げていく話ではあるので、バトルの迫力はもうちょっとあると良かったかなと。王様や他のお偉いさんへのペコペコシーンとの対比がもっとあると、よりペコペコが引き立った気がします。ペコペコ。
主人公の人柄
主人公のヴェンデリンがいいやつってのが良かったです。どうしても自分の(作者の)欲望に忠実になりがちなので、やっぱなろう系主人公は人柄大事。
OPの音楽が濃かった
OPの音楽がデーモン閣下と宝野アリカで、すごく濃かった。いいんですけど……なんで?
まとめ
アニメ「八男って、それはないでしょう!」を観た感想でした。
確かにそれはないでしょう!なんですけど、長男以外はもっとモブ感強いからなあ。