iPhoneを分解してカメラを掃除してみた

2024年6月17日

わたしのiPhone SEですが、カメラにホコリが入りまくり、白内障になりました。特に内側。なので自分でこじ開けて掃除してみたという話です。

結論、あんまりおすすめしません!

症状

内側・外側ともに、カメラのレンズ部分にホコリが入っていました。

ケースが歪んでホコリが入った

そもそもわたしはiPhoneを裸一貫で使うタイプでして、ちょっと落としたりしてて外側のケースが歪んでるんですよね。その隙間からホコリが入るみたい。バッキバキってほどではなくて、ほんとにちょっと!ちょっとなのに!ホコリを防ぐって結構大変なことなんすねえ。

お金をかけずに直したい

ちょっと調べたところ、修理を依頼すると8k円ほどかかると言うじゃあないですか。うーん、ホコリに8k円……。

一応わたしもエンジニヤの端くれ。自分でトライしてみることにしました。

必要なもの

主に必須なものをあげる。

ピンセットとかはあった方が作業効率が上がるけど必須ではない。でも無いとたぶん発狂する。

コーヒーとか飲みながら落ち着いてゆっくりやった方がいいが、電子機器いじりながらコーヒーは油断しすぎかも。わたしは油断がモットーなので飲みながらやった。

トルクスドライバ

ペンタローブドライバとも言うの?

星型のネジを回すためのドライバ。

わたしはホームセンターで買いましたが、セットでお安く売ってますね……


プラスチックのヘラ的なやつ

タッチパネルの隙間に差し込んでこじ開けるために使う。

専用器具とかイラネ。わたしはレゴのブロックはずしを使った。


↑これ超便利。これが無かった時代、わたしは取れないブロックを歯で噛んで取っていた。歯型がついたブロック。思い出はプライスレス。

吸盤

吸盤でくっつくフックとかの吸盤。ちょっとしか使わないけど、あると良い。

ただし、吸盤で力任せにこじ開けると、指紋認証ユニットのケーブルを引きちぎることになるので注意。

プラスドライバ

中は普通のプラスネジなので。だいぶ小さいネジなので、精密ドライバね!一家にひとつ、精密ドライバ。

綿棒とかメガネ拭きとか

掃除するための道具。綿棒ってどうなんだろ。もっと毛が残らないような何かの方がいいと思うが、うちにそんなものは無い。強いて言うならば、子ども用の細い綿棒。

エアーダスターあると、なんとなく気持ちいいです。ちまちま拭くより、ふっ飛ばしちゃうほうがいいかもしれん。


参考

わたしが下の二つのコンテンツを見てやったので、リンク先を見ればこのページの内容が無くてもたぶんできる。でもカメラユニットがどっちに動かせるかとか、ちょっと細かいところが誰かの役に立てばいいなと思って書いてる。

分解手順が詳しく書いてあるページ。

この手の動画って、BGMじゃまなんだよなあ。

手順

1. 開封前に無事を祈り、心を鎮める

iPhone SE 分解 
ドキドキ。

指紋べたべたなのはともかく、カメラがホコリで曇っているのがお分かりいただけるでしょうか。分解後もこの状態まで戻すことを誓いましょう。ドキドキ。

2. 底面の星形ネジを外す

iPhone SE 分解 底面のねじ
すごく小さいねじ。

とにかく★ネジを外さないことには話が始まりません。この二つを外したらゴングが鳴ります。レディー、ファイ!

最初に書いておきますが、ネジ類は一本残らず外したところに戻しましょう。小さいネジがたくさんなので、どれがどこのネジか管理できるような環境、精神状態のときに作業しましょう。

3. こじ開ける

iPhone SE 分解 ケースを開ける
ケーブルが繋がってるので慎重に!

タッチパネルと外側ケースを繋いでるのは、意外にも★ネジだけ。なので★ネジを外したら、あとはなんとかしてこじ開けましょう。

吸盤を使うと便利ですが、ちょっと隙間を開ける程度の力加減で。中のケーブルがちぎれますゆえ。

4. そっと開けて、指紋認証ユニットのケーブルを外す

iPhone SE 分解 指紋認証ユニット
画面は引っ張らずにずらすだけ。

タッチパネルをそーっと横にずらした図。まだケーブルがついてるので、あんまり引っ張ってはいけません。ケーブルを留めている金具を取り外す。

iPhone SE 分解 ケーブル留め具
ピンセットほしいかも。

留め具を外し、ケーブルを外した図。留め具は簡単にポロリと取れます。ケーブルのコネクタはちょっと独特ですが、そっと引っ張れば取れますし、一回やれば慣れます。

5. 電源ケーブルを外す

iPhone SE 分解 バッテリーを外す
まずは電池を外す。

電池は接続を切った方がよいです。留め具の写真を忘れましたが、+ネジで留まってるだけです。

6. メインカメラを掃除

iPhone SE 分解 カメラユニット
いよいよカメラ。

なんか歪んでるし、ゴムのカバーもびろーんと外れてました。ホコリ王国だったのも納得の状態。

iPhone SE 分解 掃除
すごく小さいので掃除が大変。

カメラユニットを持ち上げて、掃除。細心の注意を。おしゃべりなんてもってのほかだぞ!

7. サブカメラを掃除

iPhone SE 分解 サブカメラ
自撮りの方ね。

サブカメラはタッチパネル側についてます。ネジとかあってちょっと面倒ですが、難しくはないです。

iPhone SE 分解 サブカメラ掃除
なにせホコリがすごい。

こちらもカメラを持ち上げて、掃除。

8. 元に戻す

何が大変って、元に戻すのが大変よ。

だってこっちはもう掃除が終わってるわけですよ。登山経験はないですが、山の頂上から帰ってくるときってきっと同じような気分だと思うんですよね。

で、最後の最後まで気を抜いちゃダメです。わたしは最後の最後でタッチパネルをちょっと割りました。とほほ。

まとめ

iPhoneの分解方法と、掃除してみた話でした。

最後に書くのもなんですが、内部にホコリが入ってるのってそれなりの理由があるわけですよ。一回掃除したからって、その理由を解消しない限りはまたホコリが入るわけさ。

何が言いたいかきっと伝わりましたね。つまりそういうことです。自分ががんばった事って、他人に「意味なかったね」なんて絶対言われたくないものですよ。次に開けることになったら、カメラ周りの隙間に何か詰める処置を施したいです。

これを読んで、やろうと言う気になったのであれば、不具合の根本原因をきちんと探ることをおすすめします。

ちなみに自分で言いますがわたしはそこそこ器用な方ですので、苦手な人はやらない方がよいです。マジで。

レッツトライ。

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