上手な部屋干しの理論とコツ
今回は上手な部屋干しの理論とコツをまとめます。少しでも効率的に部屋干ししたいときにぜひ。
上手な部屋干しの理論
ということで、上手に部屋干しするための理論を紹介します。結論、図解する方が早いので画を載せます。出オチです。
いかに部屋干しを外干しに近付けるか です。
洗濯物が乾くとはどういうことか
まず、洗濯物が乾くということはどういうことか、考えてみましょう。
ずばり、「洗濯物から水分が抜けること」でしょうね。
この大目標を達成するためには、2つの要素があると思っています。
- 洗濯物から水が蒸発すること
- 水が蒸発していけるだけのキャパシティが空気にあること
一つずつみていきましょう。
洗濯物から水が蒸発すること
当たり前ですが、まずは洗濯物から水分が離れることが必要です。
では、どうやって離れるか。ヒントは「湯気」です!
水を水蒸気にして洗濯物から離すわけですね。(水そのままで離すってことは、絞るってことですね)
温度が高い方が水蒸気になりやすいので、何かしらの手段で温度を高くすれば、洗濯物はよく乾きます!
部屋干しが乾かないのは、太陽光が当たらないので洗濯物の温度が上がらないというのも理由の一つだと思います。(紫外線ではたぶん水は蒸発しないので関係ないでしょう よっぽど強い場合はシラネ)
でも室内の気温が高いのに洗濯物が乾かない経験はありませんか。それが次の要素です。
水が蒸発していけるだけのキャパシティが空気にあること
いくら水が水蒸気になりたがっているとしても、空気にそのキャパシティがないと水蒸気にはなれません。湿度100%ってのはまさにキャパシティいっぱいに水蒸気が空気中にあるってこと。(空気が冷やされてキャパシティが下がり、その結果あふれた水蒸気が水として結露になったりするわけですね)
なので、湿度が高い空気が洗濯物に纏わりついたままだと乾かない。
つまり洗濯物のまわりには、常に乾いた空気が必要ってことです。
冷蔵庫の中でだって野菜は萎れるわけで、温度だけが乾燥の要素ではないです。が、温度が高い方が空気のキャパシティは高いので、暖かい方が効率はいいです。
上手な部屋干しのコツ
さて、それでは実際に部屋干しするとしたら何が必要なのか。「洗濯物のために暖房を使うというのは現実的ではない」、「人がいる部屋で干すならエアコンなどでそこそこ良い環境にはなる」というのを除くと、ざっとこんな感じ。
- 空気を乾かす
- 洗濯物に乾いた空気を送り続ける
- 洗濯物は間を空けて干す
結局、よく耳にする機器を使うわけで目新しいものはないですが……理論を知っていれば使い方もきっと上手にできます。
空気を乾かす
室内はおおよそ閉め切ってると思うので、室外のような膨大なキャパシティには頼れません。小さなバケツで水を汲むように、今ある室内の空気が湿ったら乾かす必要があります。「空気が湿ってきたな」と思ったら換気すりゃいいんですが、それだと洗濯物が乾くまで付きっきりになります。
さらに、そもそも外の気温が低い・外の湿度が高い などの条件だと、換気では効率が落ちます。
そこで除湿機ですよ!
電気の力で強制的に乾かすというわけですね。 電気さいきょう!除湿機についてはこちらも併せて参照のほど。
空気中の湿気がなくなれば理論的にはなんでもいいので、エアコンでも冷風機でも良いっちゃ良いです。 ランニングコストと相談です。
洗濯物に乾いた空気を送り続ける
こちらは読んで字の如く、風を当て続けりゃいいです。扇風機でもいいですが、サーキュレーターをおすすめします。
扇風機は当たって気持ちいい柔らかい風、サーキュレーターはガツンと不快な硬い風 という感じの違いです。空気が動くという意味ではサーキュレーターが良いです。
うちでは首振りしないやつを使ってますが、首振って強力なやつをおすすめします。サーキュレーターが強力であれば、洗濯物の場所を入れ替える手間が省けるってわけです。
洗濯物は間を空けて干す
やりがちですが、洗濯物をくっつけて干さないのが意外と大事です。
せっかく空気を乾かしたり風を送ったりしてるのに、洗濯物どうしで新鮮な空気を阻害してたら意味ないです。室内では広くスペースを取れないですが、だからこそ部屋干しが乾かないということにつながるわけです!
工夫してスペースを有効に使いましょう。
まとめ
以上、上手な部屋干しのための理論と改善のアイデアでした。
とりあえずサーキュレーターは特におすすめです。梅雨や花粉で外に干せない場合でも、工夫次第で快適な洗濯物ライフ!