アニメ「映像研には手を出すな!」 クリエイトの素晴らしさよ
アニメ「映像研には手を出すな!」を観ました。
何かを創作することの面白さがギュッと込められていてすごく良かった!
内容
高校生の女の子3人組が、アニメを作る話。
「芝浜高校」に入学したばかりの1年生「浅草みどり」「金森さやか」「水崎ツバメ」が、ふとしたきっかけで意気投合、「映像研」を立ち上げ、部活動としてアニメ制作をしていくことになる。
アニメ制作にあたっては、それぞれの個性を発揮し協力しながらアニメーションを作成してゆく。浅草氏は好奇心・想像力豊かで、設定や世界観、ストーリーなどを担当し、つまるところ監督。金森氏はアニメ自体にはさほど興味はなく、日程管理や外部との折衝など、マネージメント業を担当する。水崎氏は絵が得意なためアニメーターを務め、役者である両親からの親譲りの"役を演じる"ような人間の描写を突き詰める。
そんな3人が、予算取りのアピールのためであったり外部から依頼されたり生徒会といざこざしたりしながらアニメを制作する。
全12話。
感想
文句なしに面白いです。久々にいいもの観た!って感じがしました。
OP/EDが当たり前に良い
「OP/EDが良いアニメは良い」というのが信念ですが、この作品についてもピタリと当てはまります。OPとEDがガラッと違ってバランスも良い。絵も良く歌も良いので素晴らしいです。
泥臭さ
「女子高生のアニメ」というとご都合主義な匂いがしてきそうですが、これはかなり泥臭い感じでした。監督・マネージャ・アニメーターってもしかすると本当にこう考えているんだろうな、という現実感があって良かったです。日程管理が全くできない職人、細部のこだわりを理解できないマネージャ、いよいよ納期が迫ったときの品質の担保と妥協……泥臭い!
「良いものを作りたい、でも金も時間も有限だ」というのはアニメ制作だけではなく、ものをつくるにあたっての共通の悩みではないでしょうか。共感。
かわいくないが個性がある
これまた「女子高生のアニメ」っていったらもっとかわいい感じのを想像しますが、これはもっとこう……「女子高の女の子が思ってそうな変な女の子感」があります。愛嬌があってとても良いです。
人と話すのが苦手な浅草氏、金にしか興味のない金森氏、こだわりすぎて他人に伝わらない水崎氏、それぞれ得手不得手がはっきりとして、それを仲間としてサポートしあったりするのが良かった。
胸熱展開
苦労してアニメを作り、それをみんなに観てもらう、もうそれだけで胸が熱くなります。「こんなに苦労してやっとできた」という感動に共感しちゃう。めちゃくちゃ青春です。
まとめ
アニメ「映像研には手を出すな!」を観た感想でした。
これを観れて良かったと思いましたので、ぜひお勧めです。