家の話 エアコンは再熱除湿が必須 HITACHI エアコン RAS-W22L
今回は家の話、エアコンについて。
いまやエアコンといえばどの家庭にもついてるくらい一般的になりましたね。私はエアコン普及過渡期を経験した世代ですが……。
最近の高気密高断熱住宅においてエアコンに求められる能力というのも変わってきていますが、再熱除湿が大事だよと言いたいところです。
エアコン
いま求められるエアコンの能力について。
冷房・暖房
まずエアコンといえば冷房。
暖房というと灯油を燃やすなり、電気で暖めるなり、ガスを使うなり、様々。でも冷房というとエアコンが間違いなく最強でしょう。氷水を入れて使う冷風機とかもありますが、空間を冷やすという点ではエアコンに勝るものなし。
あとは最近の傾向として太陽光発電など、個人でゲットできるエネルギーといえば電気です。なのでそういうエネルギーを使うのであれば電気で効率的に空間を暖められるエアコン。
ちなみに、屋根に当たる太陽光の熱でお湯を沸かすシステムも昔からあります。取り出すエネルギーの汎用性が低いのと、いろんな補助というところで流れがいまいち来てないという点で太陽光発電がリードしてるみたいです。
除湿
エアコンの独壇場という点で忘れてはいけないのが、除湿です。
昨今、ピンキリとはいえ住宅が高気密高断熱化している傾向ですが、そこで大事になってくるのが除湿。除湿しないと生活する上で不快さを感じやすい。
また家のためにも除湿は大事で、湿度を下げることでカビやら腐食やらを避けることが住宅の長持ちにつながります。居住空間の湿度が基礎・屋根・壁内にどの程度の影響があるかは分かりませんが、少なくとも床や壁紙などへの影響はない方がいいでしょう。湿度が高いとダニが元気になるし。
湿度コントロール大事!
ちなみに除湿器という選択肢もありますが、除湿器は同時に熱が出ちゃう。除湿したい夏に熱が出る機器は使いたくないし、乾燥する冬に使うのもアレなので採用は難しいです。
再熱除湿の必要性
で、エアコンの素晴らしさを推していきたいんですが、再熱除湿というものの必要性を特に訴えたい。
再熱除湿とは
再熱除湿とは要するに、空気を冷やさずに除湿だけするということです。
エアコンというのは原理的に、空気中の湿度を下げることによって冷やします。大体そんな感じ。こまけぇこたぁいいんだよ!
なので基本的には空気を冷やさず除湿だけするということはできない。つまり再熱除湿とは文字通り、除湿して冷えちゃった空気をもう一度暖めてるわけです。
再熱除湿が無くて何が困るかというと、5月の梅雨のときとかに困る。そんなに暑くない、でもムシムシするから湿度だけ下げたい!というシチュエーションに対応できない。
再熱除湿機能があれば、寒くなりすぎずに除湿だけできる。だから適温でサラサラで快適!ということです。
分からない人には分からないかもしれない
湿度に対する感じ方というのは人に依るところが大きいと思います。
冬でも半袖短パンみたいな小学生はともかく、暑い寒いはだいたいみんな同じ。暑がり寒がりはいますが、まあ夏は暑いし冬は寒いでしょう。
でも湿度って、分からない人は全然分からないと思う。私の妻も乾燥には敏感(喉や肌で)ですが、「ちょうどいい~けっこうムシムシする」の間が大雑把です。
なので今回の話は、分からない人には分からないかも……。
HITACHI RAS-W22L
ということで、再熱除湿ができるエアコン HITACH RAS-W22Lを推したい。
高い
まず値段が高い。こちらとしては再熱除湿が付いていればいいんですが、そこそこ上位機種に設定されていて自動洗浄機能やら何やら付いてて高い。
が、そこそこコントロールできそうな再熱除湿機能が付いてるエアコンで最も安いのがコレ。高気密高断熱住宅はいくつもエアコン付けなくてもいけることが多いので、しょうがない。
ちなみにRAS-W22Lは6畳用なので、高気密高断熱の程度・何台設置するかによって他モデルも要検討です。
冷暖房は特に言うことない
他のエアコンでもそうですが、基本機能である冷暖房に関しては一切文句ないです。素晴らしい。
温度と湿度が0.5刻みで設定できる
再熱除湿といってもボタン一つで自動運転されたのではいまいち小回りが利きませんが、RAS-W22Lであれば温度/湿度を0.5刻みでそれぞれ設定可能。
マニュアル抜粋ですが、こんなイメージで自動的に運転を切り替えてくれます。

これからの高気密高断熱住宅にはこれが必要なんや!
エアコンが認識してる温度湿度が分かれば最強だったのに
欠点としては、エアコンがいま認識している室内の温度と湿度が見えるようになれば文句なしの最強だった。変態用機能かも知れませんが。
設置場所とか何かの影響で、どうしても別に設置している温湿度計とズレる。なのでいまエアコンがどういうインプットで動作しているかが分かればコントロールしやすかったのに。
まあしかし、ここまでできないエアコンを恨んでるわけではありません。ここまで使いこなそうとしない消費者の罪です。
まとめ
高気密高断熱住宅にはHITACHI RAS-W22Lを付けろ!という話でした。
一考して損はないでしょう。だいぶ高いけど。