除湿器のルーバーを修理した Panasonic F-YC120
今回は、除湿器のルーバーを修理した話です。
だいぶ前に購入した除湿器 Panasonic F-YC120 のルーバーが壊れたので、修理しました。
2023/04/22追記:Panasonic F-YC120はリコールされてます。
発生事象
まずは、どんな事象が発生したか。
ルーバーがへなへなになった
ルーバーというのは、除湿器についている、風を送る方向を変えるためのものです。自動的に送風方向を変えるためにモーターが入ってます。
今回の壊れ方は、ルーバーは動くには動くんですが、角度によってルーバーの重量に耐え切れず下がってしまうという事象。
ルーバーそのものは無事
モーターとの接続部分である軸受けも含め、ルーバーそのものが割れたり欠けたりはしていません。なのでほぼモーターに原因があると確信していました。
修理
ということで、分解してモーターを交換することにしました。ルーバーは一番上部に付いてるんですが、けっこう分解することになります。
見えてるねじを外す
まずはルーバーとかフィルターとか外せる部品を外し、見えてるねじを全部外します。とりあえずねじを外さないと始まりません。




両側面の外装を外す
ねじを外したら、両側面の外装を外します。壊さないようにしつつ、創意工夫が試されます。
注意点としては、つめがかかってるパーツの向きから、下にずらして外す必要があるというところです。


水が内部に残ってると出てくるので注意。ついでにほこりがモッサモサなので掃除しましょう。
前背面の外装を外す
側面が外れてれば前背面の外装を外すなんて簡単です。簡単すぎてほとんど写真ないですが、前面パネルを外すときに、上部パーツとつめで接続されてるので、折らないように注意。

ついでに掃除
フィルターで守られてたフィン?を掃除します。おそらくめちゃくちゃほこりが詰まってると思うので、なんだかすごくメンテナンスした気分になります。

上部をパカッと外す
あとはもう上部パーツをパカッと外せば、モーターが見えます。


モーターを交換する
ついていたモーターは、「Sankyo MSFJC20A37」です。が、これをこのままググっても出てこず、「FKA0010917」という品番が別にあるようです。

コネクタを外すときにつめがあるので注意と、ケーブルが細いので切らないように。私は一本切っちゃって、余計な作業を増やしました。
動作確認して組み立て
モーターを交換したら、動作確認して元通りに組み立て。おつかれさまでした。
故障の考察
モーターを交換しちゃえば修理できるんですが、結局モーターの何が悪かったのか見てみました。
もともとついてたモーターと新品のモーターを手で回してみると、新品の方が明らかに固くて回りにくい。ルーバーの重量に負けず支えられそうな感じです。
つまり、何らかの理由で、外部から軸を回そうとする力がかかったとき、それに反発して保持する力が弱まってます。
モーター分解した
モーターを分解してみました。ギアが摩耗してるわけではない。

で、結論ですが、原因はこの軸パーツです。

この軸の黒い部品とギアの部品が、力がかかった時に空回ります。これが原因っぽい。
ある程度は引っかかってくれるのでモーターが回るのは回るんですが、あんまり重いものを回そうとするとここが空回ります。ギアのトルクが足りないんじゃなく、軸が空回りしてたんですねー。
なので、ここを接着剤でガッチリ固定してしまえば再利用できそうな気がします。取っておこう。
まとめ
除湿器 Panasonic F-YC120 のルーバーを修理した話でした。
ちょっと調べるとルーバーが壊れるってそこそこあるみたいですが、壊れ方によってはDIYできるかもです。自己責任ですが。