ブラック企業に従業員が加担するな

2023年9月23日

今回は、ブラック企業と従業員について、最近思っていることをまとめておきます。

 

ブラック企業

既に2019年時点では流行りも廃れ気味ですが、そもそもブラック企業とは。

 

すごい働かせて給料が少ない企業

もともと「残業代も出さずに長時間労働を強いる企業」という意味合いだったと思います。

いわゆるサービス残業てやつですね。

働いても働いても仕事はなくならず、またそれに見合わない給料。

まあこれは分かりやすいブラックです。

 

従業者が嫌な目にあう企業

次第にブラック企業という言葉が広まっていきます。

「あれ、うちももしかしてブラック・・・?」

パワハラ、セクハラ、ハラハラ、ドキドキ、とにかく従業員が嫌な目にあえばブラック!

給料が安ければブラック!

嫌いな仕事をさせられるのはブラック!

残業代もらえるけど残業を強いるのはブラック!

あれがいやだ、これがいやだと従業員が言えるのはいいことだと思います (私も従業員だし)。

 

局所的ブラック企業

しかしだんだんと、企業のシステムよりも個人の状況に対して不満が出る。

そして企業全体がブラックみたいになる。

でも、実際には「この企業はホワイトじゃん」という人もいるわけですね。

自分が嫌な目にあってないので。

 

そうするとだんだんと「ブラック企業と言われてても、もしかしてグレー?」という感じで、情報を疑うようになります。

あれ、ブラック企業ってなんだっけ?

 

白黒つけろ

深淵のブラック企業もあれば、ちょっとブラックなグレー企業もある。

真のブラック企業はこれでグレーに紛れてしまっている気がします。

ダメです!

本当のブラック企業を炙り出し、すり潰さなければ!

まずは労基を守らない企業を潰せ!

会社なくなっちゃうんじゃない?

 

長時間労働はダメな時代

最近では「働き方改善」なんて言葉もよく耳にします。

時代が変わり「長時間労働はダメ、プライベートも充実させよう!」という動きがあります。

それほど個人の消費が落ち込んでるってことかな?

とにかく時代はもう、長時間労働はブラック!です。

残業代あたりまえ! 長時間だめ!

 

ブラック従業員

さて、ブラック企業について熱く語ったあとは、ブラック従業員、ブラック社員について。

マネジメント層を含めないという点では、ブラック従業員ですかね。

 

ブラック従業員とは

こちらも既に一般的な言葉になりつつありますが、定義もさまざま。

 

やる気がなく、注意すると逆ギレする人とか。

周りの従業員に対して長時間労働を強いる人とか。

めちゃくちゃ仕事できない人とか。

まー会社にいるさまざまな「やべーやつ」を総じてそのように呼称するようです。

誰からみて「やべーやつ」かでブラック従業員かどうかが変わりますので、難しいところです。

仕事すごいできるけど実はすごいセクハラする、とか。

 

ここでは「ブラック企業をすくすくと育てる従業員」ということで定義します。

主に長時間労働。

 

ブラックへの加担

ブラック従業員はブラック企業を育てる。

 

長時間労働による問題解決はブラック企業に加担している

仕事を終わらせるにあたって長時間労働により解決する、ということが既にブラック企業への加担だ!

企業は利益を追求するので、「これでいける!」と思わせたらそうなります。

長時間労働の結果、プロジェクトがいい感じにまわるのであれば、そこに手は入れないでしょう。

うまくいってしまえば状況を改善しようと思えません。

改善したいと思うのは辛い目にあってる人だけです。

 

サービス残業なんて最悪だ

さらにサービス残業てのはたちが悪い。

ちゃんと(?)長時間労働すれば残業代ってことで企業側にもペナルティが発生します。

が、サービス残業はそもそも企業側が認識できてないからサービスなわけで (認識しながらサービス残業はもってのほか)。

なんか知らんけど効率化が成功してうまくいってる!」としかならないんじゃないの?

よくなった理由なんてまじめに調査しようと思わないから、「少ない工数でうまくいった」という実績を残してサービス残業は闇に葬られます。

 

サービス残業を強いられる場合はさておき、サービスはする側の問題。

サービス残業してるうちは何にも良くなりません!

事務所のレイアウト変更とか、メールを読むとか、それ業務だからな!

勤務時間中に「この時間は仕事じゃない」なんて時間、そうそうないわ。

タイムカード切ったら帰るだけ。そういうことです。

 

新時代のホワイト企業

ぼくが考えた最強のホワイト企業。

 

勤務時間が短い

残業代が出るとしても、勤務時間が短いのがホワイト!

 

仕事量が適切

ありがちな話ですが、勤務時間が短いのに仕事が多いんでは意味がないです

それサービス残業を強いてるからな!

少ないに越したことはないです。

仕事が少ないとやりがいがない、と思ったらワーカホリックかもしれません。

窓際族とか個室に閉じ込められる系の話は、分かりません!

 

プレッシャーが少ない

仕事量にも関連しますが、小心者の私としてはプレッシャーが少ないほうが良いです。

ふっといきなり休んでも納期に余裕があるような、そんな仕事がいいよ・・・

あとは人前で話さなくてもいい仕事!

ま、ここは個人差がありますね。

 

替わりがいる

企業にとっても大事なことですが、属人性が少ない方がよいです。

自分にしかできない仕事っていうとかっこいいんですが、つまりその仕事がたくさん来たら長時間労働まっしぐらなわけで。

誰かに替わってもらえるのは選択肢に余裕ができます。

自分にしかできない仕事じゃないとやりがいが・・・と思ったら、もしかするとワーカホリックかもしれません。

 

まとめ

ブラック企業、ブラック従業員についてまとめて、理想の仕事について考えてみました。

これもあくまでブラックについての一つの考え方なわけですが、今のところこんな感じで考えているということで残しておきたいです。

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